Wednesday, August 28, 2013

ケーララへの旅、二日目


今回私達の旅の手助けをしてくれた一人、私達のアシュラムのプジャリ(司祭)さん。

彼の故郷であるケーララ州のカーサルゴッドでの滞在を全てアレンジしてくださりました。

現地では、彼の友人であるマドゥルテンプルのプジャリさんが、私達を大切なお客様として迎えてくださいました。

カーサルゴッドには、ものすごくパワフルなことで有名な、マドゥル テンプルというガネーシャのお寺があります。

サルヴァ シッディ カーラ、 どんな願いでも叶えてくれると言われている、このテンプルのガネーシャ。

旅行の前に、インターネットで写真を見た時から一目惚れしてしまったこのお寺。



広い空間の中に、時代を超えてきた宇宙船のようにぽっかりと浮かぶお堂。

何時間でも座っていたい、日本の神社のような穏やかな雰囲気です。



その朝、ガネーシャのホーマ(火を焚く儀式)を行いました。


ガネーシャは、困難を取り除いてくれる神様でインドのテンプルには欠かせない存在です。





このテンプルのガネーシャが、特にパワフルだと言われる所以は、南を向いて座っていることから。

南はヤマ(死)の方角であり、そちらを向くことが出来るのは時間を超えた神様のみなのです。

そして、私達は神様に向かった時に自然と北を向くことになります。
北はモークシャ、つまり私達を自由へと導いてくれる知識の象徴です。

マドゥルでのホーマの後、街で行われているホーマに向かいました。

こんなに大きなホーマはなかなか無いので、居合わせることが出来た私達はとてもラッキーだそうです。全ての困難を取り除いてくれるというこの大きなホーマ。神様はドゥルガー デーヴィ、女神様です。


今まで見たこともない大きさのホーマ クンダ(お供物を火に捧げるための穴)。

インドでは、火がお供え物を神様に届けてくれるとされており、全ての儀式で火が使われます。

4時間に渡るホーマのあと昼ごはんという名のプラサーダを頂き、またマドゥルテンプルに戻りました。

人だけでなく、牛様にもご飯が振る舞われます。


これも偶然だったのですが、その日は満月から数えて4日目の、月に一度のガネーシャの日でした。

夜に行われたサンカタ ハーラ のスペシャルプージャにも参加。


私の中に積もりに積もったいらないものをぜ~んぶ落としきったような一日でした。

ケーララの儀式は美しい。。。

達成感!








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